暑い夏を乗り切ろう!新腸活でお腹の調子を整え心も身体も軽くなる!
こんにちは!
小高です。
まだ7月なのに、連日の暑さ、いかがお過ごしですか?
今日は腸のお話です。
といっても、巷でよく言われる『腸活』のお話ではありません!
本日は、サロンで私の経験をお話ししたところ、思いの外『私もそうかもしれない・・・』というお声をいただき、私が実践している食事による腸活ケア方法をシェアいたします。
以下の質問に、あなたはいくつ当てはまりますか?
▢数ヶ月単位でお腹の調子が悪い(風邪をひいているわけではないのにどちらかというと緩い日がずっと続く)
▢数ヶ月以上に渡って下痢と便秘を繰り返している(排便回数が不規則)
▢ずっと便秘ぎみ
▢ガスが多い
▢ゲップがでる(健診などで逆流性食道炎を指摘されている)
▢ご飯を食べると少しして急にお腹が痛くなる
▢通勤や通学途中の電車やバスの中や、会議や試験の際中に腹痛が起こりトイレに駆け込みたくなる
▢お腹の調子が悪い日が続いているが、排便すると不思議と痛みやお腹のハリがスッキリする
▢排便しても、便が残っているような感じがある
▢ストレスを感じている時、さらに症状が悪くなる気がする
胃の検査や腸の検査をしても、何も異常がないのに上記のような症状が続いている場合、過敏性腸症候群(IBS)かもしれません。
原因はまだはっきりと解明されていないそうですが、主にストレスや生活習慣の乱れ、食事の偏り、長期的な薬の服用などが重なることが原因とされています。
命にかかわる病気ではありませんが、急な腹痛や下痢、ガス(おなら)、腹部膨満感や腹痛(便秘)、ゲップ(逆流性食道炎)など、電車やバスの中、授業、試験、仕事中などで困ることが多く、日常生活の質を大きく低下させます。
「もしおなかが痛くなったらどうしよう・・・」そう思うことがさらにストレスになり症状を悪化させることにもなるそうです。
日本人の15パーセントから20パーセントが上記のような過敏性腸症候群(IBS)に罹患していると言われています。
IBSは、胃の消化力が落ちることで、腸の不調が始まり、しっかり食べているのに小腸で吸収できず、栄養不足から、様々な代謝異常を起こし、さらに免疫も下がり長い時間をかけて重篤な病気へと移行していきます。
胃は昔からあまり強くないな・・・食後にゲップがでるな・・・食後に胃がもたれやすい・・・食べた後急にお腹が痛くなる、また胃腸の症状に合わせて、アレルギーがある、不眠がある、婦人科系疾患がある、イライラが続くなどの不調が重なっている方は、読み進めてください!大きな病気になる前に体質改善をしてください!
近年海外の研究では、過敏性腸症候群(IBS)の方の6割~8割くらいの方がSIBO(小腸内細菌異常増殖症)を併発しているいることがわかってきました。
SIBOは食事のあと『腹部膨満感、腹痛、下痢、胃もたれ、ゲップ』などの不快症状が現れ、場合によっては通勤時や試験、仕事などの時に出たら・・・と心配でご飯が食べられないなど、生活の質を下げます。
原因は、やはりストレスの他、栄養不足(誤ったダイエット)、小麦の摂りすぎ(麺類、パン)、アルコール、薬などが考えられるそうです。
(出典:ルークス芦屋クリニックHPより)
またSIBOにより、リーキーガット症候群(腸漏れ症候群)も引き起こされることがわかってきました。
※リーキーガット症候群(腸漏れ症候群)https://www.kenkodojo.com/guts/detail3/
- 過食・偏食、不規則な生活(アルコールの過剰摂取や高脂肪食や加工食品の摂取、食物繊維の不足)
- 精神的なストレス、睡眠不足
- お薬の服用(NSAID(バファリン、イブプロフェン、ロキソニン、ボルタレン、アスピリン、ピル、抗生物質等)
- 腸漏れを起こしやすい食品の摂りすぎ(小麦、乳製品、白砂糖、人工甘味料、納豆、オリゴ糖)→腸活と謳われるものもNG
- 糖尿病などの疾病
- 外科手術や抗がん剤など
- 肥満、糖尿病、脂質異常症等の病気を引き起こす
- 自己免疫疾患(膠原病、甲状腺疾患)やアレルギー、炎症性疾患(子宮内膜症など)、感染症など多くの疾病の発症や憎悪に関わると考えられている
- 腸で発生した炎症性物質が血流に乗って脳に運ばれると、脳内で炎症反応や神経伝達物質の異常を引き起こす可能性がある(パーキンソン病、アルツハイマー、うつ病など)
- ガン、心筋梗塞、脳疾患
健康診断では問題ないものの、実は私も、婦人科系疾患の治療で服薬する進める中、軽いIBSのような症状を感じるようになりました。
また、当時は遠方介護もあり、忙しさからお惣菜を買ってくることも増え、3食しっかり食事をとらなかったり、偏った食生活という生活習慣になり、ストレスも加わって、胃腸の機能が落ちてしまったようです。
胃と大腸の検査を行ってくれた医師から、全く異常がないのに症状がある、このような状態は『過敏性腸症候群』の入り口と指摘されました。私の場合は、おなかの不調よりも先に、胃の不調が数年前からあったように思います。
漢方薬や腸内フローラを整える薬を処方していただき状態が良くなるものの長続きしない。
そのため、腸に良いとされる”腸活”の食材(納豆、きのこ、豆乳etc.)を摂ろうとすると、かえって調子が悪くなるような気がする・・・
しかし検査をしても悪いところがない・・・
これはなぜだろう?
というところから新しい食事療法にたどり着きました。
私が参考にしたのは江田証先生の書籍。
https://honto.jp/ebook/pd-series_B-MBJ-29193-122495768-001-001.html
きちんと知りたい方は書籍をご参考になさってください!
ちょっと試してみたい方は、私が実践している食事療法『低FODMAP(フォドマップ)食』をお試しください。
進め方は簡単!
まず3週間、高FODOMAP(フォドマップ)食材を排除して、低FODMAP食材の中から食材を選んで献立を考えるだけ!3週間続けたら、高FODMAP食材を1つずつ食事に追加して、お腹の調子が悪くなったものが『NGフード』ということ。大丈夫だった高FODMAP食材は食べても問題なし!ということになります。
以下は製薬会社のHPより『低FODMAP食』の進め方です。↓
https://hc.mt-pharma.co.jp/site_cerekinon/self-medication/dietary-cure/article/about-fodmap.html
(出典:田辺三菱製薬より)
こちらは消化器クリニックのHPよりご参考まで https://www.tanaka-cl.or.jp/guidance/special-outpatient/nutritional-therapy/fodmap/(出典:田中消化器クリニックHPより)
高フォドマップ食材がすべてNGなわけではありません。症状がある人の中でも人それぞれです。
私はこの『低フォドマップ食』を実践してお腹の調子が悪くなる食材をいくつか発見しました!
すべて完璧に排除すると外食もできずストレスになるので、そこは臨機応変に。
今日は食べても大丈夫!というシチュエーションの時は気にせずなんでも美味しくいただきます!(アレルギーもありアナフィラキシーが起こる方は排除してください)
『低FODMAP』食材はたくさんあるので、食べられるものがないのでは?という不安はありません。
しかし、この低FODMAP食だけでは栄養の偏りも懸念されています。こちらも↓必ずご参照ください。https://brand.taisho.co.jp/contents/chokatsu/054/ (出典:大正製薬HP)この食事療法を行っても調子が良くならない場合は、食材が原因ではない可能性があります。長く続く腸の不調には病気が隠れていることがあります。低FODMAP食を実践する際には医療機関にご相談ください。
(ビオフェルミンの他、植物乳酸菌のラブレも胃酸に負けず腸を強くするそうです)
※特にお腹の不調のない方にとっては『低FODMAP食』は不要です!『高FODMAP食材』にはとても体に良い食材が含まれています。引き続きバランスの良い食生活、睡眠を心がけて健康にお過ごしください!
『脳腸相関』という言葉通り、腸の状態と脳の状態は一体。
お腹の調子が良くなるとメンタルの調子も上がってきます。
腸と脳が健やかに働くと、肌の調子もぐんとUP!
美容にも欠かせません。
もし整腸剤を飲んでもよくならない、検診では異常がない、腸に良いはずの食材をとるとかえって調子が悪くなるという場合は、ぜひこの食事療法をご参考になさってください!
明日からいよいよ8月。
今年はまだまだ暑い日が続きそうです。
新しい”腸活”方法で暑い夏を乗り切りましょう!
追記(2025/4/1)
IBSやSIBO、そしてリーキーガット症候群といった腸の不調により引き起こされるアレルギーや自己免疫疾患(膠原病、甲状腺)、肥満、糖尿病、脳神経系の疾患、うつ病、などの改善に「水素ガス吸入」が有効であるとのことから、私自身が3、4日に一度トライアルで吸入を体験しています!
最初の1週間の感想は、鼻の調子が良くなった、呼吸が深くなった、眠りが深くなった(水素吸入によりリラックスして、副交感神経が優位になり、脳が休んでリラックスした状態やまどろみ状態を示すα波(アルファ波)やθ波(シータ波)が増幅し、深い眠りが得られた)などを感じています。
追ってまた体験をアップします!